スーパーモトクロス最終戦にあわせて、会場でローンチされた50周年KXシリーズが日本国内でも発表。レトロな50周年記念グラフィックは90sファン垂涎もの
KXシリーズ50周年にあわせたスーパーモトクロス
先週開催されたばかりのスーパーモトクロス最終戦では、カワサキKXシリーズ50周年にあわせて様々な企画がお披露目された。日本からAMAにフルシーズンで参戦、名門プロサーキットのエースライダーである下田丈のマシンも、50周年記念グラフィックをベースにしたスペシャル仕様に。
会場では歴代のKXシリーズがずらっと並べられたり……
50周年グラフィックもところせましと展示。90〜00年台にKDX220やKLX250SRなどを乗っていたトレールユーザにも懐かしいピンクロゴ&ブルーシート。TEAM GREENトレーラーもレトロにラッピング!
Kawasaki
KX450 50th Anniversary Edition
¥1,100,000(税込)
Kawasaki
KX250 50th Anniversary Edition
¥869,000(税込)
エンジン、フレーム共に一新したカワサキの旗艦
Kasawaki
2024MY KX450
¥1,078,000(税込)
1年前より全日本モトクロス選手権に先行投入されてきた新型のKX450が、いよいよマーケットイン。コロナ禍を経て実に5年ぶりのフルモデルチェンジとなる。すでに価格等は発表されていたが、このたびあらためて変更点の詳細がリリースされた。
旧来のモトクロッサーのエンジンは、車体レイアウトや吸気経路の兼ね合いで吸排気を燃焼室に対して斜めにおこなっていました。カワサキの新しいエンジンは吸排気ポートが左右対称にレイアウトされており、これに合わせて吸気経路をストレート化。吸気をシリンダー後方から直線的に流入することでスムーズなエアフローを実現しているとのこと。
これによってスムーズなトルク出力特性を得ることができ、低速のわずかなトルクの谷をフラットにすることに成功。レブ域のタフネスさも備えていて、伸び感のある450ユニットに仕上がっているとのこと。
エンジン吸排気のストレート化にあわせ、さらに安定性のある軽快なハンドリングを目指した新型ペリメターフレーム。
ライダーがエンジンマウントの装着位置を変更できる形状に。これは、これまでファクトリーマシンなどにのみ搭載されていたシステム。後輪のトラクションが変化するとのこと。
カワサキのファクトリーマシンとインナーチューブは同径に変更。大径ダンピングピストンを採用することで減衰性能を向上。
ニューユニトラックリヤサスペンションはサスペンションアームをスイングアーム下に配置し、ストロークを延長 。
シュラウドは着座部分をあえて太めにすることで、外側に向かうカーブが緩やかになったとのこと。
スマートフォンアプリ「RIDEOLOGYTHE APP KX」で手軽にマッピングができるシステムを搭載。従来モデルのアクセサリーであるKX FIキャリブレーションキットと同様、燃料と点火時期の調整機能を用意しており、公表されている画像からは6×6枠の細やかなセッティングができることが見受けられる。