2023年8月26日（土）に開催されたAMAプロモトクロス最終戦アイアンマンにて、ジェット・ローレンスが450クラスをモト1、モト2共に制し、総合優勝を果たしました。これにより、ジェット・ローレンスは今シーズンのアウトドア450クラスのレース11戦全てを両ヒート優勝の総合優勝という、完全制覇を成し遂げたことになります。
ジェット・ローレンスは今シーズンのアウトドアから450クラスに昇格した弱冠20歳のルーキーで、ルーキーのチャンピオン獲得は史上5人目となります。また、全戦全勝でのチャンピオン獲得は史上3人目。ですが、ルーキーイヤーに全戦全勝でタイトルを獲ったライダーは前例がなく、AMA史上初の快挙となりました。
また、ジェットは最終戦でもう一つAMA史上初の記録を樹立しました。それが、兄のハンター・ローレンスとの兄弟制覇です。
今シーズンのスーパークロスでは、ジェットが250 WEST、ハンターが250 EASTクラスでタイトルを獲得し、兄弟東西制覇したことが話題になりました。そして今回、アウトドア最終戦の250クラスのモト1にてハンター・ローレンスが5位でゴールし、チャンピオンを獲得。これにより、ジェットが450クラス、ハンターが250クラスのチャンピオンとなり、兄弟での両クラス制覇という、AMA史上初となる歴史的快挙となりました。
この最終戦をもってAMAスーパーモトクロスの2023シーズンは幕を閉じ、12月の2024シーズン開始まで、シーズンオフとなります。ジェットとハンター兄弟の来季の動向や活躍を楽しみにしつつ、2024シーズンの開幕を待ちましょう。