エンデューロ世界チャンピオンを5度獲得しているイヴァン・セルバンテスが、ギネス世界記録を樹立しました。内容は「24時間以内にバイクで走った最長距離」というもの。
挑戦が行われたのはイタリアのナルドテクニカルセンターにあるハイスピードリング、通称「ナルド・サーキット」。直径4km、全長約12kmの完全な円形をしており、様々なメーカーがテストに使用しているコースです。使用した車両はセルバンテスがオフロードモデルの開発に携わっているトライアンフのアドベンチャーモデルTIGER1200 GT EXPLORER。
ギネスに認定された走行距離は4,012.53km。平均時速は167.79km/hになりますが、セルバンテスは実際には200km/h以上で走行し、ナルド・サーキットを317周しています。18回のピットインを行い、使用したガソリン総量は520L。タイヤ交換も1度行っているとのこと。
4000kmはロンドンからエジプト・ギザの大ピラミッドまで、東京からだとアンコールワットあたりまで行ける距離になりますね。なお、これまでの記録は3406.17kmだったので、およそ600km以上も記録を更新したことになります。
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イヴァン・セルバンテス
「Tiger 1200 GT Explorerは、今回の挑戦にぴったりのバイクです。長時間のライドでもとても快適でした。一番大変だったのは天候でしたが、雨が降り始めてもこのバイクには大きなスクリーンと、優れたプロテクションが装備されていたので、非常に助かりました。 24時間走り続けるのは決して簡単ではありませんが、この素晴らしいバイクがあったからこそ新記録を達成できました! 私にとって特別なバイクです!!」
ニック・ブロアー(トライアンフ・モーターサイクルズ CEO)
「Tiger 1200でギネス記録を達成したイヴァンの功績は、 まさに驚くべきものです! 彼の決意と忍耐により、既存の記録を打ち破っただけでなく、24時間の走行距離を20%近くも伸ばしてくれました。素晴らしい努力であり、トライアンフの全員がサポートできたことを誇りに思います」