開催日時:2022年6月8日~11日
6月8日  選手受付&プレビュー
6月9/10日 予選 Iron Road Prologue(タイムアタック)
6月11日  決勝 RedBull Haresclamble(制限時間4時間)
開催地:オーストリア エルズベルグ鉱山特設会場
事前情報:公式サイトエントリーリストタイムスケジュールコースマップRedBull日本語版観戦ガイドチェックポイントライブタイミング
リザルト:ロケットライド予選 Iron Road Prologue決勝 RedBull Haresclamble
観戦情報:RedBull TVメインチャンネル(日本時間11日18時30分開始)/#140 石戸谷蓮Twitter/#222 藤原慎也Twitter杉村晋吾TwitterMCシモTwitter小玉絵里加TwitterOFF1.jp公式Twitter番記者ジャンキー稲垣TwitterGASGAS MOTORCYCLES JAPAN Twitter
更新情報:
6月8日 RedBull erzbergrodeo XXⅦ 事前情報アップ
6月9日 ロケットライド リザルト追加 藤原慎也32位
6月9日 観戦情報にGASGAS MOTORCYCLES JAPANを追加
6月9日 アイアンロード1日目リザルト追加
6月10日 アイアンロード1日目、石戸谷ヘルカメ追加
6月11日 アイアンロード2日目リザルト追加
6月12日 決勝ヘアスクランブル リザルト追加

宇宙一ハードなエンデューロと評されるエルズベルグロデオが今年も開催。日本からは昨年に引き続き、石戸谷蓮、藤原慎也の2名が参戦する。このまとめ記事では、エルズベルグロデオの基本情報を随時更新していく予定

Red Bull Harescramble FULL REPLAY

Red Bull Erzbergrodeo 2023 FULL REPLAY

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ジョニー・ウォーカーのヘルメットカメラ

Jonny Walker POV at Red Bull Erzbergrodeo 2023

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決勝ヘアスクランブル

石戸谷は昨年ギリギリタイムアウトしてしまったCP16にタイムアウト30分前に到着。CP17に辿り着いたものの、タイムアウト。昨年より前にコマを進めました。カールズダイナーは、まだ見えません。順位は135位。

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藤原はカールズダイナー直前のCP19まで到達。最後に少し抜かれて最終リザルトは82位でしたが、CP17では73位まで上げていました。

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アイアンロード

予選アイアンロード1日目。

石戸谷蓮:11分32秒005 116位
藤原慎也:11分56秒897 215位

600台ほど走り終えた時点でこの順位ですので、今日のところはほぼ確定でしょう。このままだと石戸谷は昨年と同じ3列目スタート。藤原は昨年の7列目(303位)から大幅に順位をあげて4列目に入れそうな勢いです。明日の予選2日目はコースが荒れてタイムを縮めるのは難しいですが、中には今日よりもタイムを出してくるライダーもいるため、油断はできない状況。

2023 RedBull Erzberg rodeo Iron Prologue Race1 No140 Ren Ishidoya GoPro

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アイアンロード2日目。

石戸谷蓮:11分42秒744 104位
藤原慎也:13分01秒017 428位

2日間の予選を終えて、それぞれの決勝ゼッケンは

石戸谷#120 3列目
藤原#222 5列目

となりました。石戸谷は昨年同様。藤原は昨年の7列目から2列前に。

日本人初のロケットライド参加

今年は藤原慎也が日本人として初めてロケットライドに参加。これはいわゆるヒルクライム大会で、この希望者のみが参加する。このロケットライドで1位を獲ると、予選アイアンロードの成績に関係なく決勝レースで1列目グリッドを獲得することができる。

今年ロケットライドに参加したのは277台、2ヒート制でタイム計測を行い、良かった方のタイムで上位24名が準々決勝に進出。うち12名が準決勝、6名が決勝に進出するトーナメント形式。藤原は初出場ながら予選で32位を獲得。惜しくも準々決勝進出ならずという結果に。

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いつどこで、やるの?

RedBullエルズベルグロデオは、1995年にはじまったハードエンデューロレースだ。1500名の参加者がタイムアタックの予選で500名まで絞られ、決勝のハードエンデューロ完走者は例年1桁台というから「難しさ宇宙一」という自称は間違っていない。この事実は他のハードエンデューロレースが登場してからも30年以上変わっていない。会場はオーストリアのグラーツ近郊にあるエルズベルグ鉱山で、標高差約1000m・総走行距離40kmを駆け抜ける。

FPV Drone Madness: Insane Red Bull Erzbergrodeo Mass Start from the Sky!

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RedBull Erzbergrodeo XXVII

会場:オーストリア アイゼンナーツ エルズベルグ鉱山
日時:6月8〜11日(予選I 9日、予選II 10日、決勝 11日)
制限時間:4時間
車両規定:なし

#140 石戸谷蓮 Beta RR2T300

2018年に初めてエルズベルグロデオに出場して以来、今年で4度目のチャレンジとなる、エンデューロ出身ライダー。2022年にはトップライダー、グラハム・ジャービスを自身のイベントCROSS MISSION〜ケゴンベルグ〜に招待し、大きな衝撃を与えた。

過去の成績
2018年:141位
2019年:173位
2022年:127位

#222 藤原慎也 GASGAS EC300

全日本トライアル選手権の最高峰クラスIASライダーであり、G-NET全日本ハードエンデューロ選手権でもシングルゼッケンをつける藤原慎也が2年目の挑戦。今年は主戦場であるトライアル選手権へのフル参戦を取りやめ、エルズベルグロデオに向けて準備をしてきた。

【全人未踏 virgin peaks】2023年、エルズベルグロデオへ再挑戦する藤原慎也を密着

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過去の成績
2022年:113位

MCシモがアイアンロードに出走

昨年の杉村晋吾、稲垣正倫に続き、モータースポーツの実況、MCとして活躍するMCシモこと和田鉄平と、中村茂氏がなんとライダーとしてアイアンロードに挑戦。MCシモのマシンはGASGASのEC300、ゼッケンは#784。中村氏は#734、マシンはKLX230だ。

日本からの観戦方法

日本からは、RedBull TVを通じて生中継で観戦できる。

放映概要

エルズベルグロデオの競技フォーマット

エルズベルグロデオは予選のアイアンロード、ロケットライド、決勝のレッドブルヘアスクランブル、3つのイベントから構成される。アイアンロードからは上位500名のライダーが決勝へ進み、ロケットライドからは1名のみ決勝へ進む方式。

予選 アイアンロード
エルズベルグ鉱山のダンプ用につくられたとてつもなく幅広いグラベルを、ふもとから頂上までかけあがるレース。実は元々このアイアンロードこそエルズベルグロデオがはじまったきっかけで、主催者は欧州版パイクスピークにする予定だった。ところが、注目を集めたのはヘアスクランブルのほうだったというワケ。実際、エルズベルグロデオを愉しみにくる一般ライダーの多くは、この欧州版パイクスピークがお目当てだったりもする。エンジョイ派にとっては最高に楽しいレースだが、上位でフィニッシュしたいトップライダーにとっては最高速160km/hにも達する恐怖のレース。6月17-18日に、2回にわけておこなわれる。だが、1500台も走るためコースが荒れる2回目でタイムを狙うのは至難の技。

予選 ロケットライド
鉱山の斜面をつかったヒルクライムレース。2名1組のトーナメントで頂上まで早く駆け上ったライダーの勝ち。日本人で参戦経験のあるライダーはいない。

決勝 レッドブルヘアスクランブル
予選の順位順に、1列50名ずつ整列してスタート。列ごとに3分ほどの時間差があるため、このスタート順は完走を目指すライダーにとって最重要項目である。3列目以降からの完走は非常に難しく数年に一人しか出ないほど。4時間の制限時間のなか、40kmにおよぶハードコースを走る。チェックポイントには各々セクション名がついており、もっとも有名なものは巨大な岩が2km以上に渡って並ぶカールズダイナー。このカールズダイナーを1時間以内に走破することが、完走できるかどうかの指標と言われている。

日本人とエルズベルグロデオ。田中太一の軌跡

2010年、トライアルのトップランカー田中太一がエルズベルグロデオの本戦に日本人として初参戦。予選に失敗して5列目からスタートという圧倒的に不利な状況から13位での完走は、エルズベルグ関係者を震撼させた。

それまで、日本ではほとんど取り沙汰されることが無く、マニアックな海外レースとして捉えられていたが、田中太一が完走してみせたことで一気に過熱。Off1.jpの稲垣は2013年からこのエルズベルグロデオチャレンジャーに密着を続け、2023年で7度目の取材。

田中太一エルズベルグにおける戦歴

2010年 13位
2011年 7位
2012年 5位(河津浩二も参戦、DNF ※DNF=do not finish)
2013年 7位(3人目の水上泰佑が参戦、DNF)
2014年 DNF

2015年には田中の意思を引き継いでモトクロスライダーの矢野和都が参戦するもののやはりDNF。

数字で見るエルズベルグロデオ

観客動員数は45,000人。開催期間の4日間に1,500人のコンペティターが40カ国から集まり、4,500人が決勝参戦の選考から漏れる。スタッフは800名、200名のガイドに、100名のエマージェンシースタッフが待機。ジャーナリストも250名が来場する。3つあるパドックにトランポ10,000台が駐車する光景も壮観。

この45,000人の観客の濃さが尋常ではない。

たとえば、ダカールラリーには数十キロに渡って絶え間なく観客が連なるけれど、彼らは普段バイクに乗らないような現地住民がほとんど。しかしエルズベルグロデオの場合は45,000人全員がエンデューロを見たい超コアな観客だ。ここに集まっているのは、一般人ではなくコアなハードエンデューロ野郎どもだ。だから、熱量が半端じゃない。むさ苦しいこと、この上ない。