AMAスーパークロスシリーズにチームプロサーキットから参戦している日本人ライダー、下田丈。開幕戦直前に負った怪我を乗り越え、今季初レースとなるAMAスーパークロス第13戦に出場しました
名門チームプロサーキットに所属し、AMAスーパーモトクロスシリーズ(スーパークロス、アウトドアモトクロス)に参戦する下田丈。昨年はAMAスーパークロス、アウトドアで共に日本人初となる優勝を果たすなど、AMAという世界の舞台でその存在感を示してきました。今シーズンは250SXイーストシリーズに参戦を表明し、チャンピオン候補の1人として期待されたものの、開幕戦直前に鎖骨を負傷。惜しくも開幕戦欠場を余儀なくされました。あれから約2ヶ月。怪我から復帰し、現地時間4月15日(土)にアトランタで行われたAMAスーパークロス第13戦に出場しました。
今季の250SXイーストシリーズでは、下田丈のライバルでもあるハンター・ローレンスが圧倒的な速さを見せています。さらに、ルーキーながら2戦連続で表彰台に登るヘイデン・ディーガンやFIMモトクロス世界選手権MX2クラスで2度チャンピオンを獲得したトム・ビアルなど勢い溢れるライダーも多く、下田とのバトルが期待されます。
下田の今季初レースということで多くの注目が集まったアトランタ。下田はスタートで中盤の位置につけると、オープニングラップを7位で通過。追い上げのレース展開となりました。徐々に順位を上げていくものの、レース終盤には8位まで順位を落としてしまう場面も。しかし、すぐに追い上げ、前を走るディーガンにも迫り、結果は4位でフィニッシュ。下田自身は5月から始まるAMAモトクロス開幕に焦点を合わせて調整してきていると話しており、目標に向けて着実な一歩を踏み出したレースとなりました。
下田丈コメント(編集部捗訳)
「今日は緊張しましたね。半年ほどレースをしていなかったから、最初はストレスフルだったけど、今は無事1日を終えられて嬉しい。ここから自信を取り戻していく必要がありますが、すぐに戻るわけでもないと思うので、レースを重ねる中で取り戻していきたいです。目標はアウトドア(AMAモトクロスシリーズ)に向けて調整していくこと。上手くいっていると思います」