アクティブなダート走行を楽しむために、できるだけシンプルな装備にしておきたいオフロードバイク。防水性能完璧なドラレコEDR-22Gならば、林道やオフロードのプレイライディングの邪魔にならなさそうだ

ドラレコは事故時のためだけにあらず。車載カメラとして楽しめる

四輪ではもはや必須の装備とも言えるドライブレコーダー。万が一の事故の時にしっかりした証拠を残しておくことで、不利な状況になってしまうのを避ける便利アイテムだ。最近では二輪でもドラレコを愛用する人が増えてきている。

トレールバイクで行く林道ツーリングも高速道路や一般道を通過する上、そもそも林道そのものも公道であることを考えるとドラレコでしっかり事故対応をしておきたいところ。だが実はそれだけではなく、最近のドラレコはかなりキレイな映像を残せるためツーリングを記録してくれる車載カメラとしての魅力もある。

ドライブレコーダーEDR-22seriesプロモーションビデオ

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ツーリングの映像を撮っておいて仲間内で楽しんだり、Youtubeで流したりするのも、実は一般的な車載カメラよりもドラレコのほうが手軽だ。なにぶんスイッチを操作する必要がなく、エンジンをかけていれば自動で記録してくれるから面倒がないし、撮り忘れもないのである。

特にオフロードバイクの場合は林道の爽快な走行シーンを振り返りたいというライダーも多いだろう。だが、たとえばオフロードバイクのスタンダード的存在であるセロー250にドラレコを装着する場合、一体どう装着すればいいのだろうか。無駄をそぎ落としたトレールバイクだからこそ、ドラレコをしまい込むような隙間がなかなか見当たらず、その装着方法は悩みどころなのだ。

書類ホルダースペースを有効活用する

今回ドラレコの装着作業をお願いしたのは愛知県岡崎市にある石原商店。同店はラリー界隈で頼りにされており、難解なラリーの電装系を実戦に耐えうるクオリティでインストールする技術は日本において指折りのスペシャルショップである。

Off1編集部が第一にオススメしたいのが書類ホルダーが入っているネック左側部分。少し大きめサイズのミツバサンコーワEDR-21Gαを搭載してみたのがこちらだ。書類ホルダーは1本のボルトだけでカバーされているため、ドラレコ本体のSDカード取り出しなどもしやすい。

セロー250はFIを搭載していることもあって、最近のオートバイらしく配線が複雑かつ隙間に無駄なく押し込まれている。安定した電圧を保持したいため、バッテリーから直接電源をとり、タンク下に配線をキレイに通した。コネクター部分はかさばりがちなので念のためカバーをして擦れや水対策をしている。

防水ばっちりなEDR-22Gなら外付けも可能だ

さらにオススメしたいのは2022年にリリースされた新型のEDR-22G。こちらはEDR-21Gαより防水性能に優れているため、外部にマウントすることができる。ミツバサンコーワでも外部にマウントするためのステー(EDR-P14 ボディマウント)を同時発売している。

もちろんカメラ自体も防水加工済み。これなら雨の日も、マディでの走行でも、まったく躊躇無くドラレコをつけたままにすることができ、帰ってきてからの映像を楽しむことができる。