オフロード用のソックスとして定番品であるDFGレーシングタビソックスが、昨年リニューアル。旧モデルとコンセプトを同じくしながら、さらに進化を遂げていた

履いた瞬間にわかる、旧モデルを圧倒したクオリティ

オフロードブーツの中って何を履いてます? 僕はツーリング野郎だった頃はフツーの靴下履いてました。レース出るようになったらまわりが専用のソックス履いてるのみてたまげたよね。そんなのあんのかいって。今は銘品レーシングタビソックスの愛用者です。旧モデル(2代目)を長らく履いてきたんですが、このたび新型(3代目)を購入してみてあまりに感動したのでレビュー。

DFG
レーシングタビソックス
¥2,860(税込み)

せっかくなので、わかりやすいように左足に新型、右足に旧型を履いてみた。というかそもそも…

写真左 旧型、右新型

脚をいれた瞬間に素材が違うことがわかる。旧型の素材は、リリースにはポリエステル(クールマックス)とあるけど、新型は・ポリエステル(クールマックスR):55%・コットン:27%・ナイロン:13%・ライクラ:7%と4種類の素材を配合。簡単に言うと旧型は素材として固めで融通が効かないんだけど、新型はしっかり伸縮性がある。

そもそも履き心地がいいというのもあるし、一番嬉しいのは足首部分にたるみができづらいことだ。今まではたるみができがちで、このたるみがブーツのなかで足首部分を押し、鈍痛につながることがあった。

ニーブレイスの装着時も旧型の時はたるみが脚を圧迫することがあった。旧型であっても丁寧にたるみをとってあげればいいのだが、新型はほとんどその必要がない。すっと履いたら脚に密着してくれる。特に長時間ブーツを履いたままになるエンデューロでは、重宝するはず。

写真左 旧型、右新型

足のホールド感覚もかなり向上した感がある。

写真左 旧型、右新型

タビソックスのアイデンティティともいえる、親指部分のフィット感がとても高い。旧型にも足裏のゴムが効いていて、ブーツの中でしっかり足を踏ん張れることで人気が高かったが、新型はフィット感の高さからその足を踏ん張れる度合いがさらに高まっている。

特に恩恵を感じるのは若干ライディングフォームがずれたような時だった。しっかり足がステップに載っていないけど、このタイミングでスロットルを緩められない! そんなシチュエーションで足が少しだけ踏ん張りが効くことが実感できる。コーナーの脱出時とかであればコンマ1秒以下のタイムロスくらいにしかならないかもしれないけど、もしかするとヒルクライムなどでは無理な体勢になったときに「踏ん張れた」ことでなんとか登頂できる、そんなこともあるかもないかもわからんしらんけど。