今季全日本モトクロス選手権の開幕戦から、KX450のプロトモデルがデビュー。2023MYのモデルチェンジは大いに期待されたのだが、本日発表されたばかりのリリースではKX450のフルモデルチェンジは見送りの様子。しかし、もっともサンデーレーサーに近しいKX250は大きくパワーアップの報だ。
Kawasaki
KX250
847,000円
(本体価格770,000円、消費税77,000円)
発売予定日 2022年9月1日(木)
今モデルでは、エンジン細部まで見直したもので、最もドラスティックに変わったのは吸気経路。旧モデルよりもスムーズにエアクリーナーから流れ、セカンダリインジェクタは下吹きに変更。吸気バルブも充填効率を重視して再設計されている。
また、低中速域のトルクを向上のためエキゾーストヘッダーパイプは管長を長めに。形状を見る限り、外に少し張り出した形へ変更している模様。全回転域の性能向上を達成しているとのこと。AMAスーパークロスとAMAモトクロスの4ストローク250ccクラスにおいて、最多タイトルを獲得しているだけあり、KXの実パワーは過去より定評が高く、さらなるモアパワーには期待がかかるところ。
カワサキから提供されているトルク・パワーカーブの新旧比較によれば、特に低速域のトルク、高回転域のパワーが向上。レブリミッターも若干ながら上がっているように見受けられる。