2022年4月17日(日)、雨が降る中迎えた44キッズクロス第2戦。レース中は天候が酷くならなかったものの、変化を伴うマディコンディションはキッズ達を苦戦させました。さらに今回65ccと85ccクラスが追加。レベルの高い速さやバトルからライダーに良い刺激を与えていました。
熱いバトルを展開、65ccクラス
キッズクロス初開催の65ccクラスはファーストとスーパーの2クラス。ファースト65では、50ccクラスとダブルエントリーをしているライダーも多く見られました。
ヒート1、ヒート2ともに1位を飾ったのは巽太壱選手(#60)。スタートで出遅れるも、すぐに挽回し1周目からトップを快走。ヒート1ではリミテッド50で優勝を果たした小磯選手(#10)が2位につき巽選手を追いかける展開となりましたが、巽選手は後方を離し、独走状態で65ccを乗りこなしていました。
スタートの出遅れがあったりもしましたが、バトルも見られてみんなの一生懸命さが伝わってきました。初心者向けのファーストではありましたが、ファーストなのかと疑うくらい速さがありました。
スーパー65では、第1戦50ccで観客を圧倒させた松本剛選手(#50)に注目が集まりました。3ヒート制の中、全ヒート1位を譲らなかったのが齋藤輪選手(#89)。松本選手とバトルを繰り広げるも、徐々に差を広げ松本選手を離し余裕をもってフィニッシュ。アクセルワークなど65ccのパワーを乗りこなす速さが光りました。
松本選手は1位になれなかったものの、レースを重ねるごとに斉藤選手との差を縮めていき、ホールショットからのバトルも。レースを通して確実にスキルアップしていた姿から、優勝を目指す熱意やライバルという刺激的な存在がライダーの成長につながると感じられます。
1位の齋藤選手は開けっぷりとコーナーが上手でした。2位の松本選手とのバトルもあって、良いライバルだなと、今後に期待が感じられます。もっと色んなクラスでこういうバトルが繰り広げられたら良いなと思います。