ダカールラリーの初勝利、モシマン、バルシアのスーパークロスにおける活躍。2022シーズンのオフロードレースでは、なにかと目立つGASGASだが、なんとまだ3月だというのに2023モデルのモトクロレンジが欧州にて発表された。

GASGAS
MC250F 23MY

すでに、KTMからは2022モデルのファクトリーエディションが発表されており、これが2023モデルのフルモデルチェンジを示唆するものとなっている。

この2022年において、KTMグループはKTM、ハスクバーナ、GASGASの3ブランドを一手に納めており、各々のブランドでそのテイストを変えてくる戦略で、世界的なマーケットのシェアを高めているところ。2023モデルも、その各ブランドにおけるテイスト変更がなされるわけだが、GASGASは2023モデルにおけるフルモデルチェンジを見送る形で登場することになった。

MY2023 MC250F

MY2022 MC250F

ごらんのとおり、比較するとグラフィックが新作に。これまでのレッド一色からブラックが差し色に入る形だ。レーサーは、年式をおうごとに戦闘力をアップするのが常だが、昨今ではその進化の度合いが落ち着いてきたとも評価できる。好みによって、最新ではなく旧来のシステムに乗り続けるライダーもでてきている。また、スーパークロスにおいてはKTM、ハスクバーナでは23モデルとみられるファクトリー(ロックスター)エディションが走っているのに対して、GASGASは22モデルべース。リザルトには遜色もない。

GASGAS
MC450F 23MY

GASGAS
MC250 23MY

GASGAS
MC125 23MY

2ストロークも、グラフィックの変更にとどまる。モトクロスレンジのMCは、TPIではなくキャブレータを続行。