真上からみるとそのボディワークのアップデートがわかりやすいが、マシンとヒザの触れる部分が現行モデルよりもさらにスムーズになり、マシン上での操作が向上。シートもフラット化がすすみ、ライダーはどの位置であってもニュートラルにマシンを操ることができるはず。また、ハンドル・ステップ・シートの3点関係も刷新されているそうで、ライディングフィールはだいぶ異なるものになっていそうだ。
シャシーは21(22同様)MYと比較すると、よりクレードル部分がゆるやかになっていることがみってとれる。アンチスクワット性能を向上させた、とリリースには記述されており、加速時のトラクションが一層高められたと解釈できる。また、これまでリアショックを受けていた三角のショックマウントはなくなったかたちで、かなりドラスティックなフレーム再設計が敢行された。前回のフルモデルチェンジでは、熟成にとどまった分、今回で急激に進化させたようである。また、サブフレームはこれまでのアルミ製とはことなり、アルミ×ポリアミドのハイブリッド製。スイングアームも、剛性を最適化した新作とのことだ。
左側面からシャシーをみると、いかにエアクリーナー付近のスペースが空いているかがわかる。余裕を持たせ、EXCシリーズの電装系開発などにも、このあたりが活用されるに違いない。