モトクロスと言われると、ガチガチなレースで本気で勝ちたい人しか参加していないような印象を持っている人が多いかもしれませんが、実はそんなことはありません。選手権以外にも草レースはたくさん行われていますし、そこではモトクロスを通じて仲間とハッピーな時間を共有するために参加している人たちがたくさんいるんです。
この「一将祭」は元ファクトリーライダーの増田選手の主催ではありますが、とっても敷居の低い、ハッピーなイベントとして評判で、今回で第15回を迎えます。
例えばマラソンやジャンケン大会など、遊び心を多くレースに取り入れていて、ベテランライダーから初心者ライダー、さらにはキッズまで同じ目線で楽しむことができるので、仲間もできやすい環境なんです。今回は新型コロナウイルス感染に配慮し、そういった密になりやすい企画は見送り、午前・午後にモトクロスレースの2ヒートのみという開催内容なのですが、これまでそういった企画で作ってきた会場や参加者の雰囲気は初めて参加する方や、腕に自信のない初心者ライダーにとっては入りやすい環境のはず。
マラソンやジャンケン大会の代わりに今年は新企画「センス オブ スタイル」が登場。覆面調査員が来場者のウエアや私服の着こなしをチェック、最優秀賞を表彰してくれるという斬新なもの。おしゃれライダーの人も要チェックです!
CRF125Fを使ったワンメイクレースも開催予定。大人気のファンバイクで思いっきり楽しんじゃいましょう。
さらに子供から大人まで排気量やレベルで細かくクラス分けしてレースを行うため、どんなレベルのライダーでも自分に合ったクラスを選択できる、というわけです。さらにその全てのクラスで増田選手が同排気量のマシンに乗って参戦してくれることで、元ファクトリーライダーという垣根を飛び越えて参加者と同じ目線で楽しんでくれるんです。
そんなこと言っても元ファクトリーライダーなんて緊張しちゃう、という人もご安心ください。増田選手はJNCCなどでHondaブースにいたりして、試乗車の受付なんかでも気軽に僕たち一般ライダーと接してくれているんです。
第15回 一将祭
日程:2021年12月12日(日)
会場:茨城県MX408
開催クラス:キッズ50/65、ウルトラサンデー、サンデー85/150、ピットレーサー、オープン85/150、オープンフルサイズ、ダーティーオープン、サンデー&NBフルサイズ、レジェンド
写真提供:KRP Web Magazine