「まずは一勝」残り2戦、下田丈に聞くAMAプロモトクロス終盤戦

MOTO2のホールショットは、よく見るとかなり危ない…。下田は「ゲートを出てからのこなしがよかったのが、ホールショットの理由ですね。少しだけみんなより前に出れたんです。1コーナー前にイン側を振り返ったらジェットが見えたのがわかって、インを締めにいきました。そのラインが濡れていて、滑ってしまい、転びそうになっていましたね」と解説してくれた。「練習通りのスタートができたのがウレシイ」と。

プロモトクロスのトップを引くのは、初めての経験。2周リードできたが、ジェットにかわされてしまった。この日のジェットは、いつもよりさらに速く、トップスピードに抜きん出ていたが、下田もわずか0.3秒ビハインドという僅かな差。「ジェットは全然タレませんでしたね、後半少し差をつめられたんですが、1周につき0.7秒速く走れれば同等にバトルできた計算です。僕は、前半であまりトップライダーの走りからいろんなことを学ぶことができていなくて、ジェットとはその差が大きいと思っています。ジェットは特にMXGPなどの経験で、アウトドアが得意ですね。ラインはクリエイティブですし、そういったところを僕も学んでいかなければいけません。現状では、練習では同じペースで走れますが、レースペースではジェットに分があります」と下田。