みなさん、知ってますか? ハーレーって、ウインカーが自動で消えるんですよ。あと携帯からBluetoothで音楽流せるんです。というわけで噂のパンアメリカに乗ってきました! 最近ハーレーさんのお仕事がとても多いので、実は結構楽しみにしていたのです。そもそも我々オフロードフリークからすると、アメリカってオフロード天国だという認識なんですけど、なんでアメリカのバイクメーカーの代表とも言えるハーレーがアドベンチャーを出していなかったんだって話ですよね。そう考えるとこのパンアメリカ、出るべくして出た、とも言えるのではないでしょうか。

マフラーは、ちょっとでかいですね。邪魔になる大きさではないので、そこまで気になりませんが。あ、リアフェンダーは割とコンパクトで良かったです。

このフロントマスクからのタンクへのストレートなラインが「ハーレー!」って感じですね。あ、タンク容量は21.2Lです。

スクリーンはアナログで上下します。メーター横のレバーを持ち上げてクイッとやるだけなので、信号待ちとかでも動かせますよ。高速道路での防風効果はかなり高かったです! これほんとに。かっこつけすぎてない形状が功を奏している気がします。

アドベンチャーらしくハンドガード標準装備です。バーエンドとの接触部分が固定されてなくて、ハマってるだけなので、ちょっと転んでも割れずに力を逃してくれる設計です。

このエンジンガードはかなり安心ですよ。これのおかげで転んでもカウルは割れないし、258kgの車体でも1人で起こせます!

ステップのラバーはこれだけヌタヌタの日だと流石にちょっと滑りますね。脱着可能だと思います。

これが止まった時に自動で沈んでくれる偉いリアサスです。プリロードで縮ませているらしいです。

サスペンションは電子制御で、エンジンモードを変更するとサスペンションのセッティングも変わるそうです。「オフロード」と「オフロードプラス」で比べてみましたが、オフロードプラスの方が少し硬めになっている印象で、沈んだ後の戻りが軽減されてました。スピードを出して走る人は「プラス」の方が乗りやすいかもですね。

シート。シート下の鍵穴にキーを差し込むとタンデムシートが外れて、メインシートの装着位置を変更でき、ローシート/ハイシートの変更ができます。座り心地はとても良い。特にタンデムシートは柔らかくて良さそう。

ハンドルはテーパー。ちょっと形がすごいですよね。なかなか見ない。ここに残ってたか、ハーレーらしさ、という感じがしました。一般的なアドベンチャーバイクよりもクランプが前についてるから、仕方なくこんな形状になったんですかね。操作上、特に不自由はありませんでした。

左手スイッチボックス。ウインカー、パッシング、ホーンの他にグリップヒーターのスイッチと、クルーズコントロールがあります。

右手スイッチボックス。モードボタン、ハザードボタン、イグニッション。ちなみにキーは刺さなくてもエンジンかかります。あとはトラクションコントロールのオンオフボタンもありますね。

超巨大な電動ファンがついてます。今日は30度を超える夏日だったのですが、昼間のエンジン温度は113度くらいで、ノロノロ走ってる時にはファン回りっぱなしでしたね。雨に降られて涼しくなって、夕方くらいからは100度くらいで安定しました。

純正タイヤはお察しください。オンロードでは抜群の使い勝手でした。ちょっと砂利道とか、キャンプ場くらいなら、なんの問題もないと思います。サイズはF:120/70-19、R:170/60-17。ブリヂストンのAX41とかを履かせてみたいですね〜。

ブレーキはブレンボ様です。

ステアリングダンパーついてます。まぁやっぱり、言うてもハンドル回り重いですからね。でもこれのおかげかはわかりませんが、フロントの重さはあんまり気になりませんでした。

以上! パンアメリカでした。せっかくお借りできたのにマディしか走れなくて残念なので、また機会があれば今度はドライで乗ってみたいです。でも先日開催された色んなメディアさんが参加した試乗会もマディのアサマだったみたいなので、まぁいいか(笑)。