内外テーパーとはどういうことか

これまでのテーパーハンドルは、ご存じの通りクランプ部を太くし曲げ部分をテーパーとした上で、持ち手部分をスタンダードの7/8インチ(22.2mm)としていた。7/8インチを通すよりも、テーパーにすることでハンドルブレイスが必要なくなり、適度なしなりを得られるというのが、テーパーハンドルの強みである。このたび登場したTAKE YOUR MARKSは持ち手部分の内部がテーパー加工することでさらに柔軟なしなりを実現する。

曲げ加工前のストレート形状の素材を割ってみると、さらにわかりやすい。曲げ加工が入る部分から、外に向かってテーパー形状をしているのがよくわかる。そもそも、テーパーに加工するには、パイプ内側と外側にカタを入れて、振動による鍛造(スウェージング)をかけるもの。日本では、テーパーハンドルを製造できる工場がそもそも非常に限られている。