コンパクト感はハスクバーナと、GASGASに分がある

この3台を語るに、スペック表はあまり参考にならない。車格に関しても、それは同じだ。たとえば、スイングアームの違いからKTMは他より5mmホイルベースが短い。そして、シート高はわずか10mm高いのである。だが、その数値とは関係なくハスクバーナのFE250はコンパクトに感じると田中は言う。「シュラウドとヒザの関係性が、スリムですね。乗っていてぴったりくるのは、ハスクバーナです。シート高なんかは、よくわかりませんが。またがった時に、ハスクバーナはぐっと下がる量が多いようにも感じます」と。

コンパクトさを感じるGASGAS

一方、GASGASもコンパクトに感じると田中。「特に、スタンダードのハンドルセットアップが、他よりも低いんですよね。それでだと思うのですが、前傾姿勢になって地面とも近くなるから車体もコンパクトに感じます。女性にも、しっくりくる車体感だと思います。ただ、これはあくまでハンドルポジションのおかげだと思いますね。シュラウドの形状でコンパクト感を感じさせるハスクバーナとは、ちょっと違います。あと、またがった時のサスペンションの沈み込み量は、ハスクバーナよりもさらに多い。足付きは、GASGASがいいです」と。

低めに設定される、GASGASのハンドルまわり