和泉拓のインプレでも、何が軽さを感じさせるのか…という点は話題になった。再び、その論点をマジモンのLの人に問う。マジモンのLの人は、CRF250Lでハードエンデューロを闊歩し続け、その腕前でCRF250Lでなんでもこなしてしまう「L教」がオフロード界隈で成立してしまうほど。洞察力も、鋭い。
「1つ目は乗った時の軽さ。フレームだけでなく様々な箇所が軽量化の恩恵を受けているので、ダイレクトにわかりますね。
2つ目はサスペンションですね。両タイプとも、良く味付けされていると思います。140kgの車体をどうやってオフロードで乗るか、という楽しみ方をちゃんと考えられて作られてる感じがしますね。ベタッとしているのではなく、軽さを感じさせてくれる。
3つ目はスロットルに対しての車体のレスポンス感。旧モデルよりも良くなっているのではなく、さらにその先までいってるなという印象を持ちました。
僕が乗ってる2019年モデルのCRF250Lはマイナーチェンジしたモデルだったので、そこですごい良くなったというのを感じてはいた。だけど、周りの人にはその時にここが良くなったんだぞ、というのがあまり知られてなかったと思いますね」と分析。
「旧型の250Lはカテゴリーの中のオフロードバイク、みたいなポジションかなと思うのですが、今回の新型250Lはもう別のマシンと呼べると思います。ちゃんとオフロードバイクになっている。乗る際には数字としての車両重量はあまり気にせずに乗って欲しい。スペック上では旧型に比べて4kg軽くなっていますが、実際に乗って貰えればそれ以上の軽さを体感できると思いますね。乗り味でも軽さを感じますが、特に感じるのは引き起こしのシーンだと思います」とのことだ。