フラット林道でトコトコ走るのが最強に楽しい!
スヴァルトピレン125をオフロード目線でインプレ
それでは実際にダートを走ってみるとどうだったか、と言うと、めちゃくちゃ楽しかったです! まずはタイヤ、はっきり言ってグリップします。見た目のブロックの低さや間隔の狭さから、乗る前はあまり信頼していなかったのですが(失礼)、150サイズという太さのせいもあるのでしょうか。けっこうしっかりバイクを寝かせてもタイヤがちゃんと土を噛む感覚が伝わってくるので、すごく安心して乗れました。
あくまでオンロードがメインな用途のバイクだという認識はあったので(笑)、最初は恐る恐る走っていたのですが、だんだんタイヤのグリップやサスペンションの挙動に慣れてきて、アクセルが開き気味に。ちょっとしたコブに乗せてみましたが、流石にジャンプはしてません。でも、いま写真見たらフロントは浮いてますね(汗)。
401を公道で試乗した経験や、スペック的には高回転型のエンジン特性なので、試乗車じゃなかったら飛び石とか気にせずにもうちょっとスピードを出して乗ってみたかったな、というのはありますね。
広場でスタンディングして、低スピードでクルクル。まずフォームがとっても自然だし、立っていても足に当たるような邪魔なものもほとんどありません。1速でトコトコしていても、パーシャルでけっこういい速度が出ます。最初はバイクを寝かせるのが怖かったのですが、タイヤのグリップとマシンの軽さが身体でわかってきたら、マシンを寝かせてクルクル回るのが楽しかったです。
あとたぶん低重心化がしっかりしているんでしょうね。スタンディングスティルとか、すごくやりやすいと思います。やる人、あまりいないでしょうけど(笑)。
オフロード的な片足出してのコーナリングもやりやすいんです。オフロードバイクと比べるとフロント周りはちょっと重いので、ハンドリングは軽快、とは言えませんが、ブレーキはよく効きますし、サスがしっかりしているので、思ったよりもネガティブポイントになりませんでした。あえて言えばタンクやシートの形状的に、前に座れないことでしょうか。さすがにスクランブラー的モデルを捕まえて、そんな贅沢は言いません。
ちょっとした登りも、トコトコ登れました。ここは助走もあまり取れなかったので、途中で止まっちゃうかな? と思ったんですが、全然余裕。脳内で「こいつ、登るぞ!?」と声が聞こえてきました。ちなみにここ、見ての通りちょっとキャンバー成分もあったんですが、全然滑らず。
余談ですが、移動路で拳大の石がゴロゴロしているようなところも通ったのですが、サスが本当にいい仕事をしてくれて、全く不安なく走ることができました。もちろんスタンディングのままで。