あなたたちみんな優勝!
最高の「押し」が体験できる
おそらく、まだ「押し」未経験の方は「え? これの何が楽しいの?」と思うことだろう。声を大にして言おう。
騙されたと思って一回やってみて。
もちろん僕もやってみた。めちゃくちゃ楽しかった。だからこそ言える。カブも、スクーターも、CRF125Fも、見たことない珍しいバイクも、初心者も、モトクロスIAライダーも、G-NETチャンピオンも、みんな平等に「押す」。こんなレース他にない。
それでは、一体何が楽しいのか、実際に「押した」人に聞いてみよう。
最近メキメキと腕をあげて、あの奈良トラの平城京ヒルもクリアしちゃった木下夏芽ちゃんが、ホンダ、ジョルノで参戦。
「通学用に買ったジョルノなんですけど、3回くらいしか使ってないんです。でも"もう要らないな、いいや、出ちゃえ"って(笑)。私もやるまでは"みんななんで押すんだろう?"って思ってたんですが、押してみるとビックリ。ゆっくりだけど、大抵どんなところでも進めるのが楽しいんです! 押しているうちに段々押し方がわかってきて、"意外と進むんだ!"って。今日のレースは途中でガス欠してしまって、裏のウッズ(3/5周くらい)まででタイムアップでした。考えてみたら、レース前にガソリン残量を確認してなかったっていう(笑)」
今年はSea To Skyへの参戦も表明しているナツメちゃん。Off1.jpでは今後も勝手に大プッシュしていくので乞うご期待!
こちらは静岡大学の学生さんで、富田皓也さん。カブ押し歴はもう1年ほどとのこと。
「このカブは通学で使っていたんですけど、最近カブが流行ってるらしいって聞いて誘われて、楽しさに目覚めちゃいました。普段はWR250Fに乗っていますが、オフロードバイクだとレベルが違くて一緒に走りづらいようなライダーとでも、カブなら一緒に走って、達成感を共有できるんです。カブは一種のコミュニケーションツールみたいなものだと思っています。今日のコースはウッズがヌルヌルで。上りはなんとか押し上げられるんですけど、キャンバーが滑っちゃって大変でした」
と、めちゃくちゃ笑顔でコメント。
全日本ハードエンデューロ選手権G-NETでV6の王者・ロッシもヨツバモトが制作中のニュー電動マシンWOOFで参戦。
「とにかく軽くて、車重が25kgしかないんです。押してても、人間さえ滑らなければドンドン進んでいきますね。パワーは平地なら元気よく走るんですが、登り坂になるとさすがに辛いですね。でもそこは本来の用途じゃないので(笑)。ちなみにパワーアップキットも発売予定らしいですよ。フルサイズのオフロードバイクと違ってリスクが低いのがいいですよね。コースも本当にちょうどいい難易度で、最高でした」
ヨツバモト・Meowの走行イベントなどで一緒に来ていたお兄ちゃんやお母さんから「もうちょっと大きいのも欲しい」とリクエストがあったことで制作しているというこのWOOF。スイングアームの装着位置を変更することでトライアルっぽくもでき、モトクロスっぽくもできるという、ヨツバモトを卒業した小学生2〜3年生からお母さん、中学生くらいをターゲットにしたマシンで、大人も十分楽しめる。バッテリーは全開走行で約50分程度とのこと。乞うご期待!