ハードエンデューロでは多くのライダーが2ストロークを選択する。BETAやKTMはもちろん、YZ125X／250Xなどが主なマシンになっている。4ストロークがいたとしてもYZ250FXがほとんど。そんな流れの中、一人旧型のCRF250Rをベースにしたマシン（しかもあえて新型を避けて、同じ型式のCRF数台を乗り継ぎ！）でハードエンデューロのトップカテゴリーG-NETで黒ゼッケン入りを果たし、優勝争いに絡む走りをするライダーが、大阪・高石二輪の中野誠也だ。
操作系はシートとステップ
ステップはヒルクライムなどに有効なリア荷重を稼ぐために35mmバック。それに合わせてペダルの長さも短く調整している。
シートは純正からアンコ抜きを行っている。ハードエンデューロで重要な足つき性を向上させるためと、トラクションアップ。さらにスタンディングからシッティングに移行した際、自分の理想的なポジションを見つけやすいためだと言う。
マシンを美しく保つためのガード類
フレームガード、クラッチカバーガードと一体のウォーターポンプガード、スイングアームガードなど、ガード類はジミーテックのカーボン製品。ジミーこと大西実とは常にG-NETランキングを争うライバル同士でもある。