60秒1本のハイスピード勝負
予選前にスタート順を決めるタイムアタックから始まる。制限時間は1分、二人同時にスタートしセクションを越えてまたスタート地点へ戻るルートでその時間を競ういたってシンプルなもの。
とはいえ、参戦ライダーはIASの猛者ばかりのためセクションも難しくなる。
タイムアタック最大の見せ場はこのコンクリート。壁の高さもさることながら、壁と壁の間がこれだけ空いているのだ。にもかかわらず重力を無視したようなトリッキーな動きで観客を圧倒した。限られた時間と隣にいるライバルとの勝負になるため小さなミスも許されない。トライアルは低速な競技というイメージは僕の中で大きく変わった。
ライダーを待ち受けるセクションの牙
予選も決勝もタイムアタック形式で行われ、予選はセクション2〜4を使用し各セクション事に1分の時間を設け合計タイムが短い者が勝利となる。ただし、足をついたり、コースからはみ出すと減点対象なってしまう。
決勝では予選で使ったセクションを逆周りになるのだが、緻密に配置された人工セクションは同じところを通るようにスムーズには行かせてくれない。
特に僕の目に止まったのがこの禍々しい形をした大木。もちろん僕はこれをクリアすることはできない。でも、つい頭の中でどのラインをどう行こうか…と考えるがどう計算しても無理。