ダイナミックかつ実用的なセッティング幅
エンジンの出力特性は、主に以下のファクターで調整ができる。
- パワーカーブ
- スロットルレスポンス
- トラクションコントロール
- バックトルク(エンジンブレーキ)
- ローンチコントロール(MXスタート用)
プラザ阪下での試乗時は、極端にソフトかつマイルドな設定から、中間的なパワー特性、フルパワーセッティングと変更していただいたのだが、エンデューロに向いた中間的セッティングでは、スパルタンな性格のモトクロッサーであるFC450とは思えないほど乗りやすいバイクに変身。セッティング幅の広さに驚いた。
解説しているのは、ハスクバーナ奈良の平田武博さん
アプリを活用するとサスペンションのセットアップもできる。まず、ライダーの体重を入力。そしてライダーのスキルレベル、トラック(コース)コンディション、レースのタイプといったファクターを入力すると、推奨されるダンピング調整のダイヤルクリック数が表示される仕組み。ユーザーはそれに従って、前後サスのコンプレッション側、リバウンド側のダイヤルを合わせる。レースのタイプは、エンデューロだけで、クロスカントリー、クラシックエンデューロ、ハードエンデューロと選択でき、今回の試乗では、コースとライダー層に合わせてクラシックエンデューロのデータを選択。また、サグ(スプリングのプリロード)調整も、このアプリで実行できる。