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ヒート2も、スタートの出だしはバッチリ決まったのだが、直後に他のライダーとの接触でヒート1のような前の位置ではレースできない状態に。フカフカの路面は、どんどん荒れており、ビギナーには走れないレベルの深い斜めのワダチがそこら中に刻まれていった。全日本ライダーともなれば、このワダチを活かし、スピードを殺さずにコーナーをまわる術をみにつけていて、特にアメリカや欧州にあってはワダチを制することができなければ、レースは走れないとまで言われている。「荒れたワダチだらけのコースは、苦手なわけじゃないんですが…」と石浦は言う。「考えすぎてしまったのか、ラインが繋がらず、ペースが下がってしまいましたね」と。8番手のオープニングから、コースアウトやミスを経て、16位フィニッシュ。

石浦は振り返る。「前日からトラブルが続きでうまくかみ合わわなかった。マシンも良くなってきて、今回は行けるかなとという気持ちでした。残念です。

実際に空燃比をしっかり見れるのでマフラーの特性を最大に活かせる。データが数値上で確認できるので空燃比を合わせやすくなりましたね。自分たちのマフラーの良さも再認識できました。今まではマフラーが悪いのかなと疑心暗鬼に駆られたりしましたが、原因をしっかり見ることで今のマフラーの性能を発揮することもできそうです。開発としては大きな一歩が踏み出せたと思います。レースの結果は悪いですけど、開発としては進んでいるのでそれがしっかりレースに繋げられたらなと自分でも楽しみです」と。