サハリンって、四駆ばっかり走ってるんですよ。しかも、吸気口を屋根の上までシュノーケルで伸ばしたヤツばっかり。治水がうまくいっていない国って、頻繁に道路が冠水しちゃうからなんだそうですが、ハンターカブのハイマウントエアクリーナーも、サハリンじゃ「無かったら、道中エンコして熊に食われちゃうかも」な必須アイテムでしょう。ハンターカブは、レジャーから生まれたのでは無く、あくまで荒れ地を走る必要があった人達に向けて作られた、「本物」のプロダクト。だから、ここまで魅力があるんでしょう。今日は、そんなハンターカブのディープな歴史を振り返ってみます。

CT110 TRAIL110 (1981) 

レーサーレプリカ全盛期・80年代バイクブームの中、「ハンターカブ」の売れ行きは下降してしまいます。しかし廃止した副変速機は再び装備され、細部の改良を行って根強く販売。

CT110 TRAIL110 (1982)

基本的な設計はそのままに、次世代点火方式のC.D.Iが導入されます。それまでハンターカブで採用されていたポイント方式は撤廃。CT110は時代の流れとともに進化していきます。

CT110 TRAIL110 (1983)

このモデルではサイドカバーがシルバーに変更され、いよいよハンターカブの完成形へと近づきました。