アウトドアギアって、どんどん先鋭化していて、特に「ウルトラライト」を標榜するガレージブランドのプロダクトは、もう持ってるのを忘れるくらいの軽さのものも多いですよね。あまり荷物を重くしたくないバイクツーリングにも、うってつけです。アウトドア好きが高じてキャンプギアマニアになってしまった山下さんのキャンプギアと積載術を合わせて紹介します。

パッキングのポイント「マスの集中化をイメージする」

早速ですが、パッキングのポイントを聞いてみました。

最初にバッグに詰めたテントとガスバーナー(調理器具)

「パッキングする時に心がけているのは、テントのポールや調理器具などの重たいものを体に近い方に置き、シュラフなどのかさばるものはリア側に置くようにしています。体に近い方に重たいものがある方がバランスが取りやすく安定します。イメージはマスの集中化ですね。

テントは、ポールとフライと、小分けにしてパッキングします。空間をうまく作りやすいし、比較的重いポールなどを前側にもってくることができるからです」(山下)

・パッキングで失敗した体験ってありますか?

「ありますよ。ペットボトルなどの液体の荷物を積載する時にバッグ内の上部に置いてしまったんです。走りだすと液体が左右に揺れるのでバランスが崩れフラフラしてしまい大変でした。それからは液体系は体に近い方かなるべく下の方に置くようにしてますね」

キャンプ道具の進化はパッキングを楽にしてくれる

「アウトドアグッズって元々コンパクトにはなっているんですけど、3年前の物と最新の物だと同じ製品でも全然違います。サイズもかなりコンパクトに、軽く、耐久性もUPしていて道具の進化はスマホ並みですよ。キャンプとかって最初は難しいイメージがあると思いますが、今はそんな事ないです、進化した道具がちゃんと助けてくれますよ」(山下)

自称キャンプギヤオタクだけあって道具への愛がスゴイ。

山下さんが愛用しているのはモトフィズのタフザック。生地には軽くて強く質感のいいTPUを使用しているので、雨や泥にも強くなっています。一昔前のターポリンとは、似ていて非なるモノ。エアバルブから空気を抜いて圧縮できるのがミソ。

「最近のキャンプ道具はコンパクトになってきたので、大きいサイズのバッグじゃなくても、日帰りキャンプや一泊程度ならこのサイズのバッグで十分、むしろ丁度いいですね」とのこと。