「だいぶ深煎りで、仕上げたいと思います」と山下さん。さらにパチパチがバチバチって感じに変化する。これが2ハゼ。もう、珈琲を飲みたい!

かなりの深煎り。ワインを寝かせるように、30分ほど熱を冷ます。セオリーは、3日ほどガスが抜けるまで寝かせるらしい。でも、ピクニックじゃなくなっちゃうので、30分で勘弁してやる。

ミルで、豆を挽く。中挽きで、しっかり豆の味を出す。

ドリッパーは、カリタ式だ。蒸らしを経てから、少しずつ抽出していく。

泡は、珈琲のアク。これを下に落とさないように、早めにドリッパーをあげるのがお作法。

「うん…旨いですね。ほんと、近所のアウトドアで珈琲を煎っていれるだけで、満たされます。ホントは、キャンプにしっかり行きたいんですけど、こういうのもありでしょう?」セローなら、林道にはいって、脇を流れる川のほとりで珈琲をローストすることもできる。こんなピクニックなら、ひとりでも満喫できそうだ。