珈琲は、とても繊細なものだ。焙煎の仕方や、挽き方で香りや深み、味をチューニングできる。焙煎初期の熱のかけ方は、全域に影響するから、まるでキャブレターのメインジェットのようでもある。最高の珈琲は、なによりもその時の自分にフィットした珈琲だ。だから、今日はセローでロースト・ピクニックにいこう。(無理矢理感!)

ロースト・ピクニックへ出かける

せっかくのバイクでお出かけなら、キャンプツーリングか…あるいは…と大袈裟に考えがちになってしまう。もちろんそれもいいのだが、COVID19の影響下でできるだけ人とふれあう外出を避けたいところ。だったら、近場のおひとり様ピクニックはいかがだろうか? ということで白羽の矢が立ったのが、モデルの山下晃和さんだ。自転車での南米紀行など、いわば「冒険家」でもあるのだけど、彼がいま提唱するのが、アウトドア珈琲焙煎。ちょっと気取って言うなら、ロースト・ピクニック。

セローで来た。秘密のスポット。ノウハウ満載の山下さんセローは、また来週あたり紹介しますヨ。

お気に入りのギヤを詰め込んで、とりあえずバーナーが使える外へ出かけよう。

愛用するバーナーは、SOTOのフージョントレック。どこでも手に入るわけではないOD缶を使うが「OD缶だと、高地でも楽に湯が沸かせますから、いいんですよ」と山下さん。ガソリンバーナーではススも出やすいから、珈琲を焙煎する時にはガスがいい。