3月15日に広島で開幕戦を迎える今季のJEC(MFJ全日本エンデューロ選手権)。最終戦の開催地だけが調整中として発表されていなかったが、このほど宮城県のスポーツランドSUGOでの開催が決定。JECプロモーションのホームページでも正式にアナウンスされた。
SUGOはJECの原型なのだ
SUGOでの2日間エンデューロが初めて開催されたのは2003年で、当初からオンタイム方式の競技として運営されていた。当時、競技監督を務めていた藤原広喜さんをはじめとした有志の「世界のエンデューロに通用するライダーが育つ環境になるように」、との思いが開催の原動力だった。同時に、2005年にMFJ全日本エンデューロ選手権が発足するきっかけにもなる大会だった。
スポーツランドSUGOの敷地全体に展開する約25kmのシングルトラックをルートにし、そこにクロステスト、エンデューロテスト、エクストリームテストと、それぞれ性格が異なるスペシャルテスト(タイムトライアル区間)を設定。あらゆる種類のライディングが問われる競技になっていた。そして2日間の最後に国際モトクロスコースで行われるファイナルクロスでは、ライダーも観客も最高に盛り上がる、自由実した2日間。今年はの詳細はまだ発表されていないが、上記に準じたものになると予想される。
2019年は諸般の事情から開催が休止されていたが、今年は、改めて村田町、また地元住民の方々のご理解とご協力によって、開催が可能になったとのこと。大会名には「村田」という地名が冠され、リニューアルしてのスタートとなる。
大会名 : 2020MFJ 全日本エンデューロ選手権シリーズ第 4 戦 Rd.6/Rd.7
村田 SUGO 2DAYS ENDURO
承認クラス併催 2020MFJ 東日本エリア選手権シリーズ Rd.5/Rd.6
開催日 : 2020 年 11 月 21 日(土)~22 日(日)
主催 : SUGO スポーツクラブ
協力 : 村田町
後援 : JEC プロモーション
公認 : 一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会
エントリー費用
全日本クラス 28000円
承認(エンジョイライセンス) 26000円
※環境保護費 2000円
持続的な開催のために
今回の開催から、環境保護への取り組み、村田町への寄付金に充当するため、エントリー費用に2000円の「環境保護費」が加わることになった。運営サイドでは、「大会の継続的な開催のためにご協力を」と理解を求めている。