2020MYが入荷して間もなかったため、サスペンションは以前よりつかっていた旧型で間に合わせた。

クラッチは、若干内側にセットするのがミソだ。人差し指と、中指で操作するため薬指・小指に邪魔にならないための配慮。

純正のリアまわりは、オンタイムEDでは壊れやすいのでコンパクトにしてある。また、リアのウィンカーはキジマのワレンズを愛用。転倒時に地面と接触しづらくなる。特に公道を使うオンタイムレースでは、このあたりがしっかりしていないとワークタイムを余分に使うハメになる。

9月より、中嶋氏が守ってきた店「オープンエリア」はKTM東海へ統合。中嶋氏・前橋ともにスタッフとしてKTM東海で活躍しており、それまでよりも一層レースへ集中できる体制が整ったそうだ。11月のISDEポルトガルまで時間もわずかだが、チーム監督でもある中嶋氏、2年連続の参戦である前橋の飛躍におおいに期待しよう。