全日本モトクロス選手権開幕戦まで一ヵ月を切り、そろそろライダーの調整も最終段階に入っている頃でしょう。となると、まず気になるのはキング・オブ・キングス成田亮選手。Off1.jpでは、東京モーターサイクルショーでのナリさんをキャッチ!
2018年全日本モトクロス選手権IA1チャンピオン
成田選手の今シーズンは…
2018年、チームメイトの山本鯨選手と最終戦ヒート2までもつれるチャンピオン争いの末、12回目のタイトルを奪取。今シーズンもホンダファクトリーであるTeam HRCのライダーとして全日本モトクロスのタイトルに挑む成田選手。
「オフシーズンのトレーニング中に少し怪我をしてしまいましたが、現在は回復してきていて、調整を進めています。ウエイトとランニング、もちろんライディングもしていますね。
今年はチームとして新しくスーパースプロックスのスプロケットも採用になりました。軽量で耐久性も高く、30分+1周というIA1の長いレースでも不安要素なくレースに集中することができます」
ゼッケン「114」にかけた想い
「今年のゼッケン「114」にはいくつかの意味が含まれています。まずはあと2回チャンピオンを取って14回を目指す、という意味。そして尊敬するアメリカのレジェンドライダー、デーモン・ブラッドショーが引退後に復活をした時のゼッケンにちなんで、心機一転の勢いを込めて「114」にしました。
今シーズンは新しい自分のスタイルでまたチャンピオンを狙っていきます。僕は今年で39歳になるのですが、中年でもまだまだ頑張れるぞ、というところを見せたいですね」
デーモン・ブラッドショーの復活は95年のことでした。21歳と若くして引退、3度の復帰を経たブラッドショーですが、成田選手はいまや今年39歳とのこと。このゼッケンを背負う意気込みは、並大抵のものではないはず。大いに期待したいですね!
ちなみに成田マシンは…
スーパースプロックスのブースには、成田選手のマシンも展示してありました。紛れもなくファクトリー仕様ですが、昨年の仕様に酷似していますし、開幕前なので18シーズンを戦ったマシンのお化粧直しなのかな、とも思います。目の保養にどうぞ!