V-FORCEが4Rになってどう変わったの
「リードバルブ」聞いたことありますよね? 4ストロークのバルブの代わりになる制御装置って言ったらいいですかね。
こちらはYAMAHAのYZ65のエンジン画像ですが、このエンジンとキャブレーターの間に挟まっている黒いパーツが、インシュレータ。その先に、リードバルブがついています。
パーツリストで見ると1、2がリードです。このリードが、吸気によって開いたり閉じたりすることで、混合気をアナログに制御しているわけです。
V-FORCE自体はこの先端のリードバルブが1山ではなく2山になっていることで、キャブからエンジンに流入する空気の流れを増幅することができ、より強いエンジンパワーを引き出してあげることができた画期的なリードバルブでした。下から上まできっちりパワーアップすることで、多くのモトクロスライダーが装着していました。
これがV-FORCE4になると、①リード制御の改良でより吸入量が10.5%アップ、②リードが長くなることで、信頼性が向上、③再設計による全体性能の向上といったところ。
で、V-FORCE4「R」では、リードをおさえるパーツがラバーでコーティングされたことで、耐久性と、バルブのシール性能が向上したというわけです。
特にエンデューロに必要は低速〜中速のトルクが増し、低い回転数でもエンストしにくくなったり、フロントアップとかがしやすくなったりするようです。海外メーカーのエンデューロレーサーに最初から採用されているのも納得ですね。
新しくYZ65用がでました!
で、そんなV-FORCE4にYAMAHAの新型マシンYZ65用が追加ラインナップされました、というのが今回の本題。また、最近ハードエンデューロで人気のYZ125Xに対応したモデルも発売中。
MOTO TASSINARI
V-FORCE4R
定価:¥30,024(税込)
WW会員価格:¥25,520(税込)
モトクロッサーベースの車体をエンデューロで使う場合だと、どうしても低速トルクがもうちょっと欲しいところ。そんな経験のある人にはぜひ試してもらいたいパーツですね。