今日から仕事初めという方も多いでしょうが、早速始まりました2019レースシーズン! まずはアメリカのAMA スーパークロス第1戦、アナハイム1。手に汗握る白熱したレースでしたね。
450SX
チャンピオン・アンダーソンを抑えてJ・バーシアが2013年以来の優勝
先におこなわれた250SXでも振っていた雨の影響で、レースが進行するうちにどんどんマディコンディションへ変貌。映像で見ていてもわかるくらいの滑りやすい、難易度の高いラウンドでした。
今シーズンからKTMに移籍したC・ウェブが1コーナーでスリップダウン。多くのトップライダーを抑えて飛び出し、レースをリードしたのはHUSQVARNAの#15、D・ウィルソンでした。それを追うのはM・スチュワート、J・バーシア、K・ロクスン。
昨年のチャンピオンであるJ・アンダーソンはペースを上げられず、ずるずると後退していく状況。
ラスト5分を切ったところでバーシアがウィルソンをパスし、トップへ。ウィルソンは、この状況でロクスンに蓋をする展開、ロクスンはウィルソンをパスするも追い上げ効かず。また、12位からじわじわと順位を上げてきたE・トマックが3位に入りました。
バーシアは、2013年のシアトル以来、実に6年ぶり3度目のスーパークロス最高峰クラスの優勝となりました。実力は折り紙付き、さらにアグレッシブなライディングでファンも多いバーシア。今季こそ、期待できそうです!
250SX
多くの有力選手が450SXへステップアップ、初戦を制したのはC・ニコルス
250SXでも1コーナーから波乱の展開。KAWASAKIのA・シアンサルーロがコースアウトし、大きく後退する中、トップをとったのはKTMのS・マケラス。しかしすぐにYAMAHAのC・ニコルスがトップを奪うとそのままリードを広げ、トップチェッカーを奪いました。二コルスは、スターズレーシングの秘蔵っ子で、このアナハイムが初優勝。安定感のあるライディングに、今季ウェストでの活躍が期待されます。
また、このスーパークロス開幕戦はスーパールーキー達にも注目しておきたいところ。下田丈の1つ上の世代となるG・マーチバンクスのデビュー戦。みごと6位のフィニッシュです。
結果としてAMAスーパークロス2019開幕戦はYAMAHAが両レースを制覇。ここ数年、KTM、HUSQVARNAの優勢が続いていたスーパークロスに新しい時代がやってくるのでしょうか。