西日本豪雨の影響で第7戦中国大会が中止となった全日本モトクロス、長い長いサマーブレイクが明け、第8戦近畿大会が奈良県名阪スポーツランドで開催されました。ある意味最終戦MXGPと同じくらい注目度が高かった今大会、注目ポイントをお届け。

HRC成田・山本が勝利を分け合いチャンピオン争いは最終戦へ

最高峰のIA1クラス、ランキングトップの山本鯨が2-1、それを追う成田亮が1-2と表彰台のてっぺんをHRCのワークスライダーが独占。3位の小方誠はチャンピオンの可能性は残すものの、トップとのポイント差が現時点で38ptと厳しい状況に。

IA2はトップ能塚智寛、2位古賀太基ともに両ヒートで表彰台を逃すという衝撃のリザルトに。ヒート1は小川孝平、ヒート2は横澤拓夢がIA2クラス5年目にして初のヒート優勝を飾りました。さらに今年IA2初挑戦の17歳、手操将志がヒート1で2位表彰台を獲得しているのも注目。

IB OPENクラスは今シーズン9ヒートを制している岸桐我が5-9。28ptを獲得し、合計285ptとなり、最終戦を待たずに年間チャンピオンが決定しました。

レディースはマディを得意とする地元の安原さやが、2019モデルのYZ85LWでデビューウィン。

現在のランキングを振り返ると各クラスのポイントリーダーの顔ぶれは、IA1山本、IA2能塚、IB OPEN岸、レディース畑尾。最終戦何があるかわからないのがレースですが、順当に行けばHondaが全クラス制覇も十分ありえる展開ですね。

また、アメリカでのシーズンを終えた富田俊樹、下田丈もこの名阪に来場していた模様。

W・ヤングが2連勝、WESS

WESS(WORLD ENDURO SUPER SERIES)の第5戦RED BULL 111 MEGAWATTがポーランドで開催されました。

Photo by WESS Official

111 MEGAWATTは予選を通過した500人のライダーが丸太、ロック、サンド質のモトクロスコース、ヒルクライムなど様々なセクションを走破してゴールを目指します。

Photo by WESS Official

優勝はルーマニアクスに続いてシェルコのウェイド・ヤング。2位にKTMのタディ・ブラズシアク、3位にハスクバーナのビリー・ボルトとなっています。