「結果からいうと、大成功だったとおもいます。AT81を選んで、ラリーに向いているタイヤだと思いました!」と増田まみ。今回のアジアクロスカントリーラリーには、クロスカントリー用のタイヤであるAT81を前後ともにチョイスしてきたが、1日目では好感触のようだ。
「今日は、晴れていたことももあって、縦にワダチがあったり、マディが固まったものがあったり、かなりバリエーションに富んだ路面を走りました。
普段は、モトクロスタイヤを使うのですが、モトクロスタイヤでは得意な路面と不得意な路面がはっきりわかれてしまいます。そのあたりの不安がまったくなくて、常に接地感を感じながら攻めることができるのはAT81の大きな強みだと思いました。
ラリーはハイスピードのコーナリングが多いのですが、そういった場面ではどこでタイヤのエッジを使えているのかつかみづらくなってしまいます。でも、リアに幅120サイズを選んだこともあってか、コーナリングでの不安感は一切感じませんでしたね」と増田は言う。
こちらが1日目を終えたAT81。少し角がとれはじめているが、クロスカントリータイヤはこの状態でもほとんどグリップ力を失っていない。これを見る限り「6日、しっかりもちそうな気がする」と増田も言う。
フロントはなおさらグリップを保持しているように見える。フロント、リアともにホイルに装着したAT81が用意されていて、作戦としては0回の交換で乗り切る予定だ。
1日目は、午後から雨がぱさついて夜に本降りに。2日目、路面が濡れていることが予想されるだけあって、路面コンディションの違いがいかにAT81に現れるかにも、注目。ラリー後半のカンボジアは、雨がふると凶悪な路面に変わるともっぱら評判なのだ。