アジアクロスカントリーラリーに向けて、万全に準備をおこなってきた「弾丸ママ」増田まみ。タイのバンコクに早朝到着、100kmほど離れたスタート会場のあるパタヤへ向かったのだった。

日本語でおこなわれた、日本人向けミーティングでは今年のレースについて説明が。

まず、これまでこのアジアクロスカントリーラリーについて聞き込みをおこなったところ、わりとイージーだという意見が多かったのに対して、ミーティングでは「この数年、雨期にもかかわらず雨も降らず、スピード有利なラリーが続いたが、今年はかなり雨がふる可能性が高い」との報。また、カンボジアに入ってからは、ストレートで飛ばせるルートと聞いていたところ「今年のナビは難しく、気を抜くと帰ってこれないくらいのもの」とのこと。

かなり、難しいラリーになることが予想される。おおよそのところ、前半2日目にはまず「エレファント・パス」があるとのこと。これは、文字通り象の通る道。バイクが走っている時間にはあまり出てこないそうだが、出てきたら逃げるしかないとの説明。また、エレファントパスはクリーク状になっていて、下手をすればスタックしてしまうそうだ。

3日目、カンボジアに入るリエゾンでは、遺跡群を通るすばらしい景観を楽しめる。5日目は田んぼに囲まれていて、水があふれ出している可能性もあり要注意の「ウォーターベッド」。最終日6日目も気が抜けないルートが続くとのこと。

増田は、用意してきたデカールとゼッケンを貼って明日の車検に備える。「国旗と名前、血液型を書かなければいけないのを失念していたので、用具を揃えて車検までに準備しなくちゃ」と増田。だいぶ、余裕がありそうな雰囲気だ。

タイのライダーとも、談笑。さすが英語講師をつとめていただけあって、コミュニケーションはばっちり。明日は、車検後にセレモ二アルスタートがあっておしまい。DAY2の9月13日からは、本格的な競技が始まる。