どうも、楽しみにしていたJECライツが終わってしまって魂が抜けている伊井です。当日はヘルカメをつけて動画を撮ってきましたので、解説をつけながらシェアしたいと思います。全部の周回録画したのですが、一番テストタイムがよかった2周目をどうぞ(笑)。

レース前の車検とかパルクフェルメでのルールとかも色々ありますが、その辺は分からなければスタッフに聞けば親切に教えてくれます。でもレースが始まってしまえば自分で判断しないといけないこともありますので、その辺をフォローすることを意識してみました。

タイムチェック〜テスト入り口

オンタイム形式のレースでは一周を終えるとパドックに戻ってきます。次の周回に入る時間があらかじめ決められていますので、余裕があればここで休憩するなり整備するなり自由。今回は毎周10分くらい休憩できるくらいの余裕がありました〜。

タイムチェック(次の周回に入る時間)の2〜3分前に準備をしてパドックを出発。パドックを通ってタイムチェックのゲートに向かいました。当然ここは最徐行ですが、時間ギリギリで周回してきた人はオンタイムを守る(規定時間に次の周回に入れないとペナルティが課せられます)ためにスピードを出すこともあるので注意。前を走るのは私の出たBクラスで優勝した佐々木一晃選手(なんと14歳!)。

タイムチェックのゲート前に到着。ここで時間は8時50分20秒をカウント。私が次の周回に入る時間は8時51分なので、少しだけ余裕があってちょうどいい感じですね。今回は同じ時間にタイムチェックを受けるメンバーが他に2人いて、一人は初参加の友人なので、ここで「51分1秒から59秒までに白線を超えて係りの人にカードを渡してー」と教えています。

市販車クラスにはスーパーシェルパやセローの人も。二人ともまだ3分くらい前なのに、慎重派ですね!

公式のデジタル電波時計が8時51分を回ったので、タイムチェックに入ります。

係りの人にタイムカードを手渡して時間を記録してもらいます。サイドスタンドがないバイクは支えてくれるサービスも。

まずはルート。ルートはタイムを計測していないので、飛ばす必要はありません。でも、あんまりゆっくりしていると決められた時間内に周回できなくなってしまうので、疲れない程度にほどよいペースで走ることが大事です。

テスト到着。入る順番も大事な駆け引き

5分ほどルートを走るとテストのゲートが見えてきます。あのKYTゲートをくぐった瞬間からタイムが計測されるので、全開走行します。ルートをのんびり走っていたら、後からタイムチェックを受けた速い人(今回2位だったNAなお方)が追いついてきたので、先にテストに入ってもらうことにしました。向こうにしてみたら、テストの中で遅い人に追いついてしまうと抜くのにタイムをロスしてしまうし、こっちにしてみたらテスト中に後ろからつつかれて、焦ってミスしてしまうのを未然に防ぎます。おかげでこの周のテストは完全にクリアで走ることができました。

先にテストに入った人との間隔を十分に開けるためにテストの入り口で時間調整をしてくれます。しかし、ここでは個人のスピードの管理まではできないので、例えば前に自分より遅い人が入った場合は、OKサインが出てもスタートせずにさらに間隔を開けることでテスト中に追いついてしまうのを防ぐことができます。でも後ろでテストインの順番待ちとかしている場合もあるので、その辺は空気を読んで適度に。

テストなう。ここで計測されたタイムの合計で順位が決まりますので、全開走行(当社比)します。でも120%で走って転んでしまったら大幅なタイムロスになりますので、そこの駆け引きがオンタイムの面白いところでもありますね。例えばテスト中に速い人に抜かれたらラインを盗んで次の周に生かすこともできます。

そしてこのダートフリークのゲートがテストの出口。あそこをくぐるまでがタイム計測区間なので最後まで油断できません。

ゲートをくぐったら一安心。出口の少し先には自分のテストタイムをデジタル表示してくれるので、すぐに今のテストのタイムがどうだったのか知ることができます。今回は4分30秒でした。

後半のルートをこなしてパドックへ

テストが終わると再びルート。こちらもタイム計測はないので、規定時間内に次の周に入れれば成績には関係ありません。当然、後ろから抜かれても気にしない〜。ただし、早く戻ればその分いっぱい休憩することができます。

後半のルートを抜けてパドックに戻ってきました。徐行して自分の車まで行き、次の周回インの時間までゆっくり休憩します。

それではヘルカメ動画をどうぞ!

こちらが後半。

どうでしょう? 少しはJECのレース中のイメージが掴めましたでしょうか? 今回のライツは完全オンタイム制で、一周の規定周回時間がちゃんと決まっているレース形式でしたので、JECの全日本に出ても基本は同じ流れです(ライツは時によって簡易オンタイム制と言って、3時間以内に5周すればOKみたいなレース形式の時もあります)。全日本SUGOや日高2DAYSエンデューロなんかになると一周の中にいくつもテストが設定されていて、テストの種類もクロステスト(モトクロスコース)やエクストリームテスト(ハード系)など様々。

レース後はしっかり休憩。熱中症対策も万全に

なんと、レース後にぐったりしていたらレース仲間の心優しき女性がかき氷を差し入れてくださいました! これが最高に美味い!! 

また、今回のライツ日野では熱中症対策にプールが用意されていて、ブーツを履いたままダイブすることも許可されていました。私の場合は緊急度が低かったので、しっかり脱いでダイブ。

え? 社長との社内対決ですか? もちろん勝ちましたよ(ドヤァ
でもBクラス内での順位はブービーでしたけど…。

レースが終わった後の楽しみ、写真公開サービスも

Photo by Mana Saito

Photo by Mana Saito

公式カメラマンさんがコース上で写真を撮ってくれていて、無料で配布してくれています。レースの思い出にはやっぱり写真がないと、ですね! ちなみに今回はOff1でも記事を書いてくれている齋藤マナさんがカメラマンをやってくれました。ありがとうございます!

さてさて。記事を読んでJECライツに興味を持ってくれた方、次回は!

2018Lites! KYT HELMET in 成田モトクロスパーク
日程:2018年10月14日(日)
会場:千葉県成田モトクロスパーク