マット・フィリップス、ウェイド・ヤングの活躍など世界のトップライダーが結果を出せるマシンとして成熟したシェルコのエンデュランサー2019年モデルがリリース。
スタンダードモデルの「RACING」
フィーチャーポイントは、下記の通り
WP XPLOR fork
WP リアショック
アンダーガード無し
スタンダードのサイレンサー
スタンダードのECUマッピング (4T)
トリプルクランプの軽量化 -90g
4ストロークの250 4Tは、エンジンをリニューアル。ボアを2mm拡大し、カムシャフトやバルブまわりに手をいれたことで、これまでの特性を大幅に変更してきた模様。ビッグボア化による高回転域の向上は、ヘッド周りの調整でバランスされているように思われる。
2ストローク車である250/300 2Tも、エンジンを新設計。15%の軽量化に、セルモーターの位置変更、冷却性能も向上したとのリリース。デビューしたばかりの125 2Tもピストンとクランクケースを新造してより精緻なものとなっているとのこと。
上位モデル「Factory」
KYB 製前後サスペンション
アンダーガードの軽量化 -250g
ファンとラジエーターガードを装備
SHIDO 製のリチウムバッテリー -1300g
バッテリーカバーの軽量化 -100g
EXCEL 製ブルーリム
Galfer製ブレーキディスク
OXIA 製スプロケット
Akrapovic(4T) & Fmf(2T) のフルエキゾースト
もっとも目を惹くのは、KYBサスペンション。欧州の他ブランドもKYBを採用しはじめているところをみるに、今後も欧州のエンデューロ事情にKYBが積極的な姿勢を見せていく可能性も。