彼の背中を追いかけて、彼女が走る。自然と笑い声が出ちゃいそう。こんなデートしてみたいですよね。Husqvarnaの2018年2ストロークモデルのプロモーションビデオには、果てしない大地を楽しげに駆け抜ける男女が。この彼女がただ者ではない走りっぷりを見せてくれます。これは一体、誰?

誰でも何処でも走れるマシンとして

排ガス規制の影響で、一時は消えて無くなるかと思われた、2ストロークマシンが再び世界で注目を集めています。各メーカーは規制をクリアするマシンの開発に力を注いできました。海外では、特に小排気量の2ストロークマシンが若い選手のステップアップマシンとして需要があり、最近流行りのハードエンデューロでは、2ストロークの方が有利だとも言われています。

昨年発売になったTE250iでは、これまで2ストロークの特徴であった2点が、大きく変更されました。インジェクションと分離給油の採用です。インジェクションになることで燃料の供給は電子制御にお任せ。気温や高度の変化に合わせて細かなセッティング変更をする必要がありません。さらに、分離給油でオイルと燃料を混合する手間がなくなりました。

つまりは、どんなに寒い所だって、どんな高い山の上だって燃料の給油だけで何処でも行けてしまうって訳です。そんな新しいマシンが戯れながら野山を駆け回るプロモーションビデオです。

2018 new Husqvarna Enduro 2-Sroke 'Explore uncharted territory' promo video

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ハスクバーナが認めた女性 Megan Griffiths(メーガン・グリフィス)

女性を起用することで、新しいモデルがとても扱い易く、誰もがどんな場所にも足を踏み入れることできることを象徴しています。ただし、女性なら誰でも良かった訳ではないはず。メーカーの顔となるには、当然実力が不可欠です。
彼女の名前はMegan Griffiths、カナダ出身のエンデューロライダーです。2016年にインターナショナル6デイズエンデューロ(ISDE)スペイン大会に初出場、完走しています。その名の通り、6日間走る過酷なレースです。

日本でも注目されていた

私はMeganを知ったのは昨年。彼女が2016年に初めてISDEを走った時の体験を記事にする依頼を受けてからです。レースの序盤に激しいクラッシュで怪我を追った彼女ですが、最後まで走りを止めませんでした。そのレース中の1枚の写真の眼差しが今でも胸から離れません。不安と強い意思の混じり合った悲痛とも言える瞳。抱きしめてあげたくなる彼女の体験記はこちらで読めます。

日々バイクと共に

走りもさることながら、彼女の活動は世界的に人気があります。youtubeでは、積極的に、ライディングのHOW TOや、マシンの選び方、フリーライドのビデオを発表しています。ツーリングイベントも盛んに行っており、特に女性ライダーを集めたイベントでは大盛況を納めたようです。バイクに乗るための日々のトレーニングも欠かさない、バイクに乗るために生まれて来たような女性です。

Trail Riding Tips PART 2

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Instagramとyoutubeはコチラ。きっとあなたもMeganが好きになりますよ