2018年1月6日から20日の日程で開催されたダカールラリー2018で、「Red Bull KTM Factory Racing」の(マティアス・ウォークナー)MATTHIAS WALKNER選手が2輪総合優勝を果たし、KTMはダカールラリーの連勝記録を17に伸ばしました。

Best Of Bike - Dakar 2018

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選手層の厚さを見せつけたKTMファクトリーチーム

「Red Bull KTM Factory Racing」は、今回のラリーにサム・サンダーランド(SAM SUNDERLAND)、トビー・プライス(TOBY PRICE)、マティアス・ウォークナー(MATTHIAS WALKNER)、アントイーヌ・メオ(ANTOINE MEO)、ライア・サンツ(LAIA SANZ)の5選手を擁し、フェクトリーマシンKTM450 RALLYで挑みました。
マティアス・ウォークナー選手は、ステージ10で1位となり2輪総合でも1位となると、その後のステージでは手堅く上位をキープし続け総合1位の座を他のライダーに一度も明け渡すことなくゴールを迎えました。
2017年のダカールラリーで2位の成績を収めたマティアス・ウォークナー選手はダカールラリー2018でついにウィナーの座を勝ち取りました。
2016年のダカールラリーのウィナーであるトビー・プライス選手は、後半から調子を上げステージ11と13で1位、最終のステージ14は2位となり総合で3位の成績を収めました。
アントイーヌ・メオ選手は、ステージ6と8で1位となり、転倒による遅れもありましたが、後半のステージ11と13、14で3位に入り総合では4位でゴールしています。
女性ライダーのライア・サンツ選手は、途中2度の大きな転倒がありましたが、ゴールまで無事に走り抜け総合12位の成績を収めました。
2017年のダカールラリーのウィナーであるサム・サンダーランド選手はステージ1とステージ3で1位となりステージ3終了時点で2輪総合トップでしたがステージ4で転倒負傷の為、リタイヤとなりました。

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KTMのファクトリーチームは、今回のダカールラリー全14ステージのうち、7勝を収め選手層の厚さを見せつけての17連覇達成でした。
2017年のウィナーでエースライダーのサム・サンダーランド選手が負傷リタイヤする中で、他の選手が着実にステージ優勝を重ね、ゴールまで突き進んだ力強さが印象に残るレースでした。

Red Bull KTM Factory Racing ダカール2018 戦績

1位  MATTHIAS WALKNER 43H 06′ 0
3位  TOBY PRICE      43H 29′ 02” + 00H 23′ 01”
4位  ANTOINE MEO    43H 53′ 29” + 00H 47′ 28”
12位 LAIA SANZ     46H 02′ 03” + 02H 56′ 02”
ーー SAM SUNDERLAND  ステージ4でリタイヤ

健闘したホンダ、ヤマハのファクトリーチーム

総合2位はステージ14で1位となったホンダファクトリーのケヴィン・ベナヴァイズ(KEVIN BENAVIDES)選手が獲得。
またホンダファクトリーのホアン・バレダ・ボート(JOAN BARREDA BORT)選手がステージ5と7で1位。
ヤマハファクトリーのエイドリアン・ヴァン・ベヴェーレン(ADRIEN VAN BEVEREN)選手がステージ4で1位となるなど、日本勢のファクトリーチームもトップ争いに加わりましたが、KTMファクトリーチームの圧倒的な強さには及ばなかったレースとなりました。