藤原慎也ダカールレポート Vol.12 涙のリエゾンと「虫の知らせ」。岩だらけの河川敷を越え、ついに王手
ダカール・ラリー2026も残すところあと1日。ステージ12はアル・ヘナキヤからヤンブーへ戻るルートだが、その中身は「最後の最後にこんなしんどいのを持ってくるか」とライダーを絶望させる過酷なものだった。延々と続く岩だらけの河川敷(ワジ)。藤原慎也を救ったのは、身体の痛みを訴える「虫の知らせ」と、8,000kmの旅路を想う涙だった
200km続く岩の川、「ふざけるな」と叫んだ朝
「いや、もう本当に『ふざけるなよ』ってめちゃくちゃ怒ってました、僕」 ゴール後のヤンブーのビバークで、藤原は開口一番そう語った。 ステージ12のSS(競技区間)は311km。その構成は冒頭の30kmほどが砂丘で、残り...